いよいよ箱根駅伝に出場する21チームのエントリー選手が発表になりました。
これにより、大体の優勝予想ができるようになっています。
10区間のエントリー選手の発表は12月29日ですので、大枠での予想をして行きたいと思います。
今回は「箱根駅伝の優勝予想は?1万mと5000mの持ちタイムのランキングは?」について調べていきたいと思います。
箱根駅伝の優勝予想は?
10区ある箱根駅伝では、10人の速いランナーが必要です。
そこで上位10人の1万mの平均タイムが速い順で出場校を見てみると、こうなります。

出展:スポニチ
僅差ですね。正直、関東学連だってチャンスはありそうです。
それでも箱根は、このタイムだけではないんですよね。
だいたい、全区間20㎞以上ですから、上の表の1万mの2倍。
登りと下りにいかにスペシャリストを配置するかも重要です。
すばり本命は平均タイムが高く、大エース・田澤もいる駒澤。
1万m28分台10人と27分台の田澤がいて、非常に層が厚いです。
2区で一気に首位を奪うでしょう。
対抗が28分台を14人も抱え、圧倒的な層の厚さを誇る明治大です。
穴が、中谷と太田のWエースがいる早稲田。28分台以上が7人います。
試合巧者の青山はエースの岸本不在が痛い。それでも28分台を10人揃えて、間違いなく上位に絡んでくるでしょう。
面白いのは順天堂大学。ハーフを走る予選会では、10人のタイムが中央大を上回って1位。
1年生エース三浦龍司を1区ではなくエースが集う花の2区(23.1㎞)に持ってきて、駒澤の田澤との大学ナンバー1決定戦をさせるようなら、波乱がありそうです。
1万mと5000mの持ちタイムのランキングは?
1万mの日本人スピードランナー上位9人(持ちタイムを28分15秒超えに限定)
1位 | 田澤廉(駒澤2年) | 27:46:09 |
2位 | 中谷雄飛(早稲田3年) | 27:54:06 |
3位 | 太田直希(早稲田3年) | 27:55:59 |
4位 | 西山和弥(東洋4年) | 28:03:94 |
5位 | 菊地駿弥(城西4年) | 28:08:25 |
6位 | 吉居大和(中央1年) | 28:08:61 |
7位 | 塩沢稀夕(東海4年) | 28:08:83 |
8位 | 名取燎太(東海4年) | 28:10:51 |
9位 | 白鳥哲汰(駒澤1年) | 28:14:86 |
1万mの外国人スピードランナー
1位 | ルカ・ヴィンセント(東京国際) | 27:38:48 |
2位 | ライモイ・ヴィンセント(国士館) | 27:39:80 |
3位 | ムルワ(創価) | 27:50:43 |
4位 | レメティキ(拓殖) | 27:51:91 |
5000mの日本人スピードランナー
1位 | 松山和希(東洋1年) | 13:48:80 |
2位 | 三浦龍司(順天1年) | 13:51:97 |
個人の見所
①大学No.1ランナーの駒澤2年・田澤廉が、2020年の2区の相澤晃が4年で出した「1時間5分57秒」の大記録にどこまで迫れるか!
②黄金世代の1年を代表する2大ランナー、三浦龍司(順天)と吉居大和(中央)の1区での一騎打ち!
③もし三浦が尊敬する順天OBの塩尻和也の記録に挑戦するなら、2区もあり。その場合に、三浦と田澤の大学No.1決定戦が見もの!
写真は田澤廉。まだ2年であり、東洋の相澤晃の記録を超してくる可能性がある。

出展:スポルティーバ
写真は三浦龍司。尊敬する先輩の塩尻和也選手のように駅伝と障害の2本でいくようだ。

出展:読売新聞
写真は吉居大和。三浦さえいなければ、スーパールーキーと呼ばれるはずの逸材。

出展:月刊陸上競技
まとめ
今回は「箱根駅伝の優勝予想は?1万mと5000mの持ちタイムのランキングは?」について調べてきました。
2021年の箱根の注目選手はずばり、田澤廉、三浦龍司、吉居大和です。
しかし蓋を開けると、たぶん1年でサプライズがありそうです。
五輪レベルの三浦龍司に引っ張られた世代の強さが、見物です!!
また三浦龍司と吉居大和には、東洋・相澤と東京国際・伊藤のデッドヒートを継いでほしいと思います!!!
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