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まだ大学1年。
名城大5連覇も凄いけど、それさえかすむ、凄い新人が他校で出現しました。
思いっきりキラキラネームで、茶髪にピアスの「不破聖衣来(ふわ・せいら」さん、18歳。
彼女の所属する拓殖大の女子選手は髪を染めているお洒落な人が多いです。
お洒落なだけでなく、かわいくて、その上に実力が伴っているのです。
そこで今回は「不破聖衣来がかわいい!身長や父や姉は?シューズと走りの特長や弱点は?」についてお届けしていきます!
全日本大学女子駅伝のエース区間5区(9.2㎞)で、各大学のエース6人を抜いて、チームを3位に押し上げた、不破聖衣来(ふわ・せいら)さん。
名城の小林成美さんや大東文化の鈴木優香さんと並んで、前評判が高かったんですが、まさかここまで速いとは!
今回のタイムはこれです。
全日本女子大学駅伝5区(従来の記録・加世田さん) | 29:14 |
不破聖衣来(2021年1位) | 28:00(記録更新) |
鈴木優香(同2位) | 28:59 |
小林成美(同3位) | 29:28 |
鈴木優香さんが加世田さんの区間記録を破った数秒後にさらに不破さんが更新。
しかも加世田さんの記録を一気に1分以上も!
ははは^^;
練習前のジョギングから速さが別格だと言われている、意識の高い加世田さんですから、発言も自分に厳しいですね。(そういうとこ、好きです)
一方、大会後のインタビューで「3分10秒ペースで行って、29分10秒の区間新を出すのが目標でした」と語る不破さんですが、「良い位置でタスキをつないでくれて、前のランナーを1人ずつ抜いて行った結果、この記録になりました」と謙虚です。
女子陸上界で話題になる選手は基本、かわいいか、実力があるか。
ですが、不破聖衣来さんは両方を兼ね備えた逸材として、中学、高校時代から期待を集めていました。(写真上は大類中時代、下は健大高崎高校時代)
また拓殖大は、女子は創部5年目でまだ速い選手が集結するような部ではありません。(来年は良い選手が集まりそう、関東は大東文化か拓殖か日体大かの3択になりそう)
それだけに今回、9位でタスキを受けて3位へ順位を上げる6人抜きというド派手な活躍も可能になりました。
これが名城大なら、1位で受けて差を広げるだけですから、記録更新の目標が前方にないんですよね。(不破さんは今回、時計を持ってませんでしたが、名城大なら目標タイムを励みにするでしょう)
前のランナーをごぼう抜きにできる、良い大学を選んだなと感じます。
映えるんですよね。
身長は154㎝。低いです。
これでなんであんなに速いかは、この後のコーナーで。
父は陸上の五輪代表の不破弘樹さんではないかと噂されてましたが、違うようですね。
ちなみに不破弘樹さんは短距離選手です。顔も似てません。
姉は不破亜莉珠(ふわ・ありす)さんで、現役の陸上選手です。
2021年10月にホクレンからセンコー株式会社の女子陸上競技部に移られたようです。
高校は群馬の健大高崎で、全国高校女子駅伝の県代表に選ばれてました。
不破聖衣来さんもお姉さんを追って健大高崎を選んだんですね。
拓殖大学はニューバランスと契約しており、他大学のNIKE軍団に対して不利だと予想している人もいましたが、不破聖衣来さんのシューズはNIKEですね。
トラックでは厚底禁止なので底の薄いもの(下の写真)、たぶんスパイクですね。シューズの底に刃のようなものが見えます。
ロードでは厚底(下の写真)を履いています。
最新のアルファフライではなく、1つ前のヴェイパーフライに見えます。
NIKEの「オーラルグリーン」が拓殖オレンジと合いますね。
走りの特長ですが、上の写真でもわかる通り、最近の主流であるフォアフット走法(つま先着地)ではなく、昔ながらの踵着地(ヒールストライク)ですね。
ヒールで着地してつま先で踏み切る場合、地面への足裏の接地時間が長くなると言われており、それを無駄と考えるならば、これもまだまだ伸びしろだと言えます。
またヒールストライクは厚底の中に入っているカーボンプレートの機能を充分に引き出しているとはいえず、逆に言えば、不破さんにはまだまだ果てしない伸びしろがあります。
厚底の中のカーボンプレートは、つま先で着地することで曲がり、それが元に戻る力を利用して走るためのものです。
また不破さんは、シンスプリント(ふくらはぎの内側の痛み)で高校時代はあまり活躍できていませんでした。
厚底はヒールストライクの衝撃を弱めてくれるため、足の疲労は少なく、怪我にも強いシューズと言えます。(ヒールストライク走法を辞めない理由は、フォアフットによるふくらはぎへの負担が、シンスプリントを再発させるかもしれないと考えてのことかもしれません)
上の写真でわかるように、足を前にここまで伸ばすランナーは珍しく、それは不破さんの低身長をカバーするためのものではないかと予想されます。
身長が154㎝ならば、ロングストライドで走らないと他選手より不利なわけで、理にかなったフォームであると言えますが、どうしてもヒールストライクになるのかもしれません。
野口みずきさんのように、ロングストライド走法の選手は足への負担が大きいので、やはり怪我が心配です。
その辺が不破さんの弱点というか、不安な点だと思います。
拓殖大学では怪我予防と走力強化の体幹トレを徹底させていることでしょう。
エース区間の5区(10.5㎞)で32分23秒を出して10人抜きを果たした不破さん。
これを10㎞に換算すると、30分50秒です。
トラックなら日本新を出せるのではないかと期待させてくれます。
現在の不破さんの10,000mの記録は、2021年12月11日に出したばかりの30分45秒21で、U-20と日本女子学生の新記録となってます。(全体では新谷さんに次ぐ日本歴代2位)
ついに解説の金さんが言ってましたが、「フルマラソンなら世界新を出せる」は本当に期待できそうですね。
今回は「不破聖衣来がかわいい!身長や父や姉は?シューズと走りの特長や弱点は?」についてお届けしてきました。
今回の駅伝5区(9.2㎞)での記録から、10,000mの記録を予想すると、日本では新谷さん、福士さん、渋井さんの3人しか出していない31分切りが予想されるそうです。
(疲労は考えずに単純に今回の9.2㎞の記録を10㎞に換算すると、不破さんの10,000mは30分26秒。しかも新谷さんの日本記録はトラックで出されたもので、今回の不破さんはロードでのタイム)
31分切りの大記録は、あの廣中璃梨佳さんもまだ出してない記録です。(廣中さんは31分00秒71)
不破さんの「まだキツイと思ったことがない」という発言でもわかるように、強気。
そして底が知れない大物感。
まさに「モノが違う」ようです。
今後、そして次の五輪に向けて、期待して行きましょう!
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10000mに換算すると30分26秒ほどですよ、28分×60=1680秒÷9.2=182.6秒×10km
=1826秒=30分26秒です。
山田様 ご指摘ありがとうございました。修正いたしました。よろしくお願いします。