箱根駅伝から相澤晃選手(東洋大)と伊藤達彦選手(東京国際大)が抜けて寂しくなっていたところに、またスゴイ選手(ルーキー)が出現しました。
しかもライバル関係で!
1人は順天堂大の三浦龍司(みうら・りゅうじ)選手、もう1人は中央大の吉井大和(よしい・やまと)選手です。
東洋大卒の相澤選手は1年では故障がちで目立たなかったのに比べ、この2人は現時点でスゴイ!
U-20の記録保持者です。
そこで今回は「三浦龍司(順天大)がまた記録!過去の失格はなぜ?吉居大和(中大)も記録!」について調べていきます!
三浦選手は165cmで中距離の選手ですが、ちょっとスケール感が違うかもしれません。
三浦龍司(順天大)がまた記録!
箱根駅伝予選会、日本人トップは順大1年・三浦龍司https://t.co/b7NdHLeAxw pic.twitter.com/russcBo1Ef
— 箱根駅伝速報(読売新聞) (@YOL_hakone) October 17, 2020
三浦龍司選手は2000~3000m障害のエキスパート。
しかも駅伝にも参加するというスタンスは、2年前の同じ順天堂大学の塩尻和也選手(現・富士通)を思い出しますね!
それもそのはずで、三浦選手は今でも順天堂大で練習することのある塩尻選手を慕って、順天堂大に進んだそうです。
三浦選手のU-20の記録を見てください。
何と2000m障害に至っては、U-20の記録を高校時代に出してるんですね。
しかも3000m障害の8分19秒37の記録は、日本歴代2位の記録でもあります。(下の映像参照)
ちょっと規格外(?)

出展:JAAF
そして今回(2020年10月17日)の箱根駅伝予選会では、1時間1分41秒のタイムを出し、大迫傑選手の持つハーフマラソン(21.0975㎞)のU-20記録(1時間1分47秒)を破りました!
しかも驚くことに、三浦選手は10000m以上のレースはこれが初めてなんだそうです!!
スーパールーキーという言葉がありますが、三浦選手は超スーパールーキーだと思います。
ただ本人は、塩尻選手のハーフの記録「1時間1分22秒」(2018年)を意識していたのか、さほど嬉しくなさそうでしたね。
順天堂大は箱根出場をトップ通過で決めましたから、来るでしょうか、三浦選手の2区!
憧れの塩尻和也選手は2区を4回走ってますから、三浦選手も1年から走るんじゃないでしょうか?
本人は6区(山下り)希望などと言ってたようですが、欲が出ると思います。
ただ2区は2020年に相澤晃選手の出した大記録「1時間5分57秒」(23.2㎞)がありますから、さすがにまだ破れないでしょうね。
レメティキ(拓殖大)やヴィンセント(国士舘大)にどこまで喰いついていくかですね。
過去の失格はなぜ?
洛南高校2年(2018年)の時のインターハイで、決勝で外国人との対決を期待されていた三浦選手でしたが、予選で障害を跳び越すのを失敗して後続と激突。
走りを妨害したということになって失格となったようですね。
下の映像の5:45ぐらいです。
あれで失格はおかしいとの声もありました。
ただ、ほぼ最後尾ぐらいに追いやられた後の三浦選手の巻き返しが凄くて、なんと1位でフィニッシュですね。
幻の1位ですが。
言わば、「伝説の失格」ですね。
吉居大和(中大)も記録!
相澤選手にデッドヒートを仕掛けた伊藤選手がいたように、三浦選手には吉井選手がいます!
彼も2020年9月にU-20の5000mの新記録「13分28秒31」を樹立しています。
高校時代は仙台育英高校で全国高校駅伝に出場し、優勝に貢献しました。
U-20の記録保持者が同世代に2人いて、箱根の2区で競うようなら、かなりの好記録が期待できますし、コースレコードも見られる予感がします!
168cmで三浦選手とほぼ同じ。
過去にも直接対決は何度かあったそうですが、ほとんど三浦選手が勝ってるそうです。
#日本インカレ
男子5000m決勝
優勝は #中央大 1年 #吉居大和 選手!13:40.04 pic.twitter.com/zTYI4F58j4— フジテレビ陸上 (@fujitvrikujo) September 13, 2020
今回は18kmまで吉居選手がリードしていましたが、ラストで三浦選手が抜いてました。
タイム差はわずか6秒でした。
ちなみに吉居選手も大迫選手のU-20記録と並んでるんですよね。
天晴れです!
三浦が大迫のU20記録(1:01:47)を更新。吉居も1:01:47前後でゴール。
三浦龍司(順大)1:01:41
5km 14:37 –
10km 29:21 14:44
15km 44:04 14:43
18km 52:48 8:44吉居大和(中大)1:01:47前後
5km 14:13 –
10km 29:01 14:48
15km 43:55 14:54
18km 52:48 8:53— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) October 17, 2020
まとめ
今回は「三浦龍司(順天大)がまた記録!過去の失格はなぜ?吉居大和(中大)も記録!」について調べてきました!
スターが消えたかと思っていた箱根が急に楽しみになってきました!!
ぜひ2人を2区に!!
他大学のエースとの力関係も見たいですし。
今回の予選会で優勝したレメティキ(拓殖大)のハーフの持ちタイムは1時間1分23秒です(今回の箱根予選会は大きく更新して1時間13秒!)。
このレメティキやヴィンセントと最後まで勝負できるように、準備して欲しいです!
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